金曜 トンビたちのララバイ

かえっこしたい。

(そのおでこには、目の前のものがどんなふうに入ってくるの?) 私は長崎のことを考えたりするのが仕事でもあるので、町を歩くときは、なるべく「初めて見るような気持ちで」というスタンスを心がけていますが、かれこれ40年近く馴染んでいる町なので、う…

わかってるから

ここしばらく話題になっている「困った時にどうふるまえばいいのか」ということに、また別のヒントになるかも、ということを思い出しました。 去年、ホッチキス妻さんの職場が主催するフリーマーケットに、手づくり石けんを出品しに行ったら、そこに「見える…

お手伝わせる大作戦

初々さんのケーススタディ提案の前に、初々さんの本家ブログの方で「親には、たっぷり愛される経験をさせる役割がある」というようなことを読ませてもらって、じつは少しへこみました。私はあまりにも「自分まるだし」でヒコに向かっているし、それはそれと…

文庫本の角

「ヒコ、おおきくなったら、ヒコのおかあさんになる」と、しばしば宣言されます。その都度、「うーん、難儀だけど、なかなか楽しいよ」とか「安定はしてないけどね」などと、「経験者」としてのアドバイスをするのですが、ほんと、彼の眼にはどう映っている…

タコの歯ぎしり

昨日、ダンナが小児病棟の取材に行ったとかいう話を聞いていたからか、今朝、ヒコが一度死んでしまう夢を見て、泣きながら起きました。「一度」っていうのは、「これからお葬式だけど、その前にジージとバーバが最後のお風呂に入れようとしたら生き返った」…

クローンチェケラッチョ

「お昼寝の時、こちらをチラチラと見るので、『待っとると?一緒に寝ようか?』と言うと、嬉しそうに笑い、添い寝するとすぐ入眠しました。(連絡帳より)」 「うちの子、家でもずーっと『ヒコちゃん』『ヒコちゃん』って言ってるんですよ〜。(同じ組の女の…

要充電。

すみません。今週のヒコさまには参りました。疲労困憊、頭がバカになってて、何も思い浮かびません。一回休み。充電します。

あぁ、すでにあった。すごいのが!

「はやくあたまからだしてー!」 ここ数日、ヒコから言われ続けていた言葉です。 寝る前に読まされていた、トミカや特殊自動車の絵本に飽き飽きして(だって、どこ開いても一緒。ストーリーもナシ)いたので、消防車や救急車が登場するお話を、適当に作って…

カニ人生か、カニカマ人生か。

いやはや、今週はかなりしごかれました。思ってもみない要求が次々に立ちはだかり、その都度、ヒコ大号泣&大げんか、そして母ちゃんも涙…。日々格闘、という感じでした。しかし今日は、実家でお泊まり。ダンナも飲み会なので、かなり久しぶりのひとりっきり…

着たらダメさ…。

ヒコの「男子度」はとても高く、先日保育園を休んでまで参加した「消防出初め式」では、ふんどしや腹掛けでまといを振り回したお兄さんたちが強烈にカッコ良く思えたらしく、その後、家でパンツ一丁(時にフルチン)になっては「じょもでしき(出初め式と言…

ぐるぐる、ぽとぽと。

よく、スポーツとか芸術・芸能関係のすごい人って「3歳からはじめた」なんて言ってたりしますけど、自分の子が3歳になってみると、それってすごいなー、って思うと同時に、そんなものだろうな、と思ったりします。小さな子どもには、たしかに果てしない可…

青い淵の人

ずいぶん遅れてしまいましたが(実は4日)、あけましておめでとうございます。 さっそくですが。 行ってきました。ホッチキスさん家の第2子、ほやほやのウニャ子さんに会ってきました!常にバタバタしている3歳児を見慣れた目には、まるで別の生物のよう…

大笑いのわけは…?

おとといは、なんだかガラにもなくおもちゃ屋へ走り、昨日の早朝には、ヒコの枕元にそっと「トミカ ハイパーレスキュー コンテナはしご消防車」を置いてみました。「おもちゃ屋に踊らされている日本のクリスマスはいかがなものか」とか「自分がサンタを信じ…

砂時計の音が聞こえた

最近、ふと気付くと「育ったなぁ」と感慨にふけることが多く起こっています。昨日起こったのは「ラーメン屋でついに1杯注文」でした。これまでは親のラーメンを取り分けて、替え玉で補っていたのですが、昨日は「ダンナ→辛い味噌が入ったやつ」「私→焦がし…

寡黙な王子は地球を救うか?

こないだの日曜日は、待ちに待っていたはずのおゆうぎ会でした。まぁしかし、かなり覚悟していた通り、「力強いダンスをご覧ください」とアナウンスされた「ゴーオンジャー」は、ダンスも何も、終止腰が抜けたように座りっぱなし。主役と呼んでもいい「キャ…

半袖みのさん、ゴーロゴロ。

このところ、さすがに長崎も寒くなってきました。今日は、あられが降りました。でも、わが息子と来たら、今日も半袖でご出勤です。寒くないんだそうです。寒いのが好きなんだそうです。「ヒコ、はんそで、げんきモリモリ!」とか言ってます。初めは「風邪引…

盆に返らぬ覆水が描き出すもの。

凶事を、いかに吉とみなすか。 それこそが、多動系幼児を育てる上での、習得すべき心構えではないか? そんなできごとが起こってしまいました。その数日後、TVに出ていた西原理恵子さんが「男の子を育てるにあたって大切にしていることは?」と聞かれて「車…

ぱんたくろうさん

新聞や雑誌のちょっとした投稿欄に、子どもの「いいまつがい」が載ることがよくあります。その「ほのぼの感」が、特に若くて尖っていたころはどうも苦手だったのですが、いざ自分の子どもが喋りだしてみると、たしかにおもしろい。ほのぼのしちゃう、という…

種を育てるタネ

こないだの日曜から、ついに妹と生後一ヶ月の息子…私の人生初の甥っ子が住む沖縄へ行ってきました。3年ぶりに見る赤ん坊は、とても小さくて、ふにゃふにゃで、頼りない気もするんだけど、すでにいっぱしの人格が(種ながらも)そなわっていることをギンギン…

タコ踊りと重い雲

できたばかりの大きな商業施設にうどんを食べに寄ったら、知人が赤ん坊を連れていました。生後2ヶ月とのこと。「ちょっと大きい」そうですが、ちょっともなにも、「生後2ヶ月」という状態がどんなものなのか、自分がまったく思い出せないのが驚きでした。…

脱皮

ここ1〜2週間、さすがにカナさんちほどではありませんが、かなり低調だったヒコ。先週末から今週頭にかけては、熱が出たり、成長痛がMAXに達したりと、なかなかのものでした。そして、こんな時は自分自身も程度の差こそあれ、低調街道まっしぐら。のどは痛…

オメガのおっさん、やばいらしいで。

昨日は、仕事やらなにやらがようやく一段落して、一日じっくり自分の時間…と、うっとりしていたら、前日の遠足で汗が冷えたのか、明け方、ヒコが少々熱っぽく、保育園も行きたくないと言うので、一瞬にして奈落の底…いやいや、我が子とじっくり過ごせるので…

サラサラと、一粒ずつでも。

おととい、ヒコは3歳の誕生日でした。3歳。3歳。三つ子の魂百まで、石の上にも三年、桃栗三年の、3歳、です。我ながら、長い道のりでしたし、それは今も続いているんですけど、それにしたって3歳です。 3年ちょっと前、よく行くスーパーの赤ちゃん用品…

無事、つとめました。

10月7日から9日まで、長崎くんち、諏訪町の龍踊の「ガネカミ唐人(「ガネ=蟹」のような「髪」の人ってことらしい。頭の両側にポコポコっと髪が付いた唐子ちゃんです)」をつとめたヒコ氏。本番の前後は、抱っこ攻撃もありましたが、小さな龍の棒を持つ…

おばちゃん毛だらけ灰だらけ

妹に息子が生まれてはや5日。沖縄ではもう、退院しているころでしょう。とにかく一目見たい父が、今日、飛んでいます。いまごろ、シャッター押しまくっているころでしょう。 妹の息子。つまりは甥、ですが、生まれてみると、なんともはや不思議な存在です。…

砂上の楼閣

常にアグレッシブで、歌も踊りも大好き。きっとどっかにラテン系遺伝子。知らない人にもどんどん話しかける、オールウェイズ陽気な男。 そんなヒコが、1年前の運動会で、あれほど私にしがみついて離れなくなるとは思いもしませんでした。おなじ組の子どもた…

吹き飛ばないしあっという間でもないが

もうすぐ3歳。「あっという間だったでしょう?」と言われることも多いですが、「過ぎた時間は何でもあっという間」というレベルの話をのぞけば、そんなことは1ミクロンもなかったです。妊娠中も「あっという間だよ」ってよく言われていたけど、当時は「妊…

カマキリのお告げ

秋の風が吹いてくると、自動的に出産前後のことを思い出します。私は秋風だけど、これが春風の人もいれば、しとしと雨の人もいれば、吹雪の人もいるんだろうな。産む2〜3週間前くらいからは、なんとなく眠りが浅くなって、朝焼けの街をよく見ていました。…

網打ちの孤独 

長崎は、あと1ヶ月で「くんち」です。くんちの奉納踊りでは、龍踊や船もののお囃子、コッコデショの太鼓など、子どもにしかできない役割がいくつもあります。中でも、たぶん、最も大きい役割だろうと思うのが、川船の「網打ち船頭」。大人たちが船を曳いた…

金だらい、ガーーーン。

ここ数日、私の仕事がバタバタしていたのもあったからか、ヒコから無理難題をふっかけられることが多くて弱りました。汚れたパンツをはきたいと言い張ったり、朝から「うまかっちゃん」を食べると泣きわめかれたり。でも、たぶんそれは違うんですよね。「汚…