あぁ、すでにあった。すごいのが!

supply72009-01-30

 「はやくあたまからだしてー!」

 ここ数日、ヒコから言われ続けていた言葉です。
 寝る前に読まされていた、トミカ特殊自動車の絵本に飽き飽きして(だって、どこ開いても一緒。ストーリーもナシ)いたので、消防車や救急車が登場するお話を、適当に作って話しておりました。だいたいが「あるところに消防署があって、消防車たちは、毎日やってくる男の子と会えるのを楽しみにして…云々」というものなのですが、やはり自分が登場するというのもポイント高いらしく、毎晩「しょうぼうしょのおはなしして〜」と言って来るようになったのです。そしてある日、つい「消防署の話、絵本にしようか」と口走ってしまいました。
 「どこにあると?しょうぼうしょのえほん」
 「かあさんの頭の中。」
 「だして!あたまのなかからだしてー!しょうぼうしょのえほん!」(頭をペタペタたたく)

 そんなやりとりが幾度繰り返されたでしょうか。ようやく昨日、ずるずると頭の中から出しました。ワインのほろ酔いにまかせ、筆ペンで一気に描きました。かなりワイルド&アバウトな筆致です。画用紙に描いて製本しようかな、とも思ったのですが、なんかそういうものがあるような気がして無印に行ったら、絵本の体裁をした画用紙のノートが!こりゃー、いいです。ヒコもたいそう喜んでくれました。

これ↓
http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4945247370782

 
 「きょうもあえたね」という、毎日毎日、男の子が消防車や救急車に会いに行く話なのですが、それを考えている時に、こんなことを思いつきました。
 消防車や救急車が、それぞれに人みたいになってて、いろんなドラマが展開したら面白いだろうな〜、ヒコも楽しいだろうな〜、車には顔がついてて…。

 ん?

 それって…、あるじゃん!すでに!すごいのが!

 「トーマス」の人気のわけが、よーくわかりました。あれも元は、自分の子どもに書いてやったのが始まりだったと記憶しています。大好きな乗りものが、お話ししたり、笑ったり、泣いたり、怒ったり…そりゃうれしいよね〜。
 ま、二番煎じでもバッタもんでも、これからも時々、頭の中から絵本を出してみようかと思います。