半袖みのさん、ゴーロゴロ。

 このところ、さすがに長崎も寒くなってきました。今日は、あられが降りました。でも、わが息子と来たら、今日も半袖でご出勤です。寒くないんだそうです。寒いのが好きなんだそうです。「ヒコ、はんそで、げんきモリモリ!」とか言ってます。初めは「風邪引くよ」「そりゃないよ」と止めてケンカになりもしましたが、本当に寒い時は自分から着ると言うので、もう、止めてません。私は寒がりなので、今日などはセーターにダウンにマフラー。かなり対照的な親子です。
 …というような話を人にすると、「あー、いたよねー、クラスに一人は。年中半袖のヤツ」と盛り上がりますが、たしかにいましたね、年中半袖のヤツ。あれって、強がりとかカッコつけ、やせ我慢と思ってましたけど、ひょっとしたら、本当に寒くなかったor寒いのが好きだった人なのかもしれません。まさか我が子が「クラスに一人はいたよね、と思い出されがちな年中半袖のヤツ」になるとは思ってもみませんでした。まだ3歳なので、この先も半袖男かどうかはわかりませんが。
 「そういう子、いるよね」で、もうひとつ、人ごとだと思っていたのは、おもちゃ売り場で寝転んで、ゴロゴロ泣きわめく子。「親は大変だぁ」と思っていたら、自分に大当たりでした。
 でも、なんだか面白いんです。そりゃ慣れるまでは大変だったり、納得できなかったりするけど、「えっ!やっぱり実在するんだ!」みたいな面白さ。「クラスに一人は」いたり、おもちゃ売り場で何度も目撃したのだから、いまさら「実在」っていうのも変なんですけど、だからこそあらためて見入っちゃうというか、たとえば…いくら毎日みのもんたを目にしてても、やっぱり、家に「みのさん」が来ちゃったら驚くと思うんです。そして、毎日目にしてるからこその、間近で見た時の驚きとか、発見とか、そういうものってあるような気もします。これって、「半袖男」に限らず、「子ども」全般にも言えることなのかもしれません。私自身、3年前までは、子どものことなんてピンと来なかったし、今も、ヒコより年が上の子どものことはなんだかよくわからないですから。
 でも、本当に寒くないのかなぁ…。