お手伝わせる大作戦

 初々さんのケーススタディ提案の前に、初々さんの本家ブログの方で「親には、たっぷり愛される経験をさせる役割がある」というようなことを読ませてもらって、じつは少しへこみました。私はあまりにも「自分まるだし」でヒコに向かっているし、それはそれとして「あり」だとしても、そのためにヒコの「愛され経験値」がたまらないのは不憫です。私だってそんなことを望んで叱りつけてるわけじゃないし。でも、そう思って「もっと落ち着いて…」と対応してみるのですが、これがまた、難しい。説得することや、待つことに、自分が「耐えてる」って思うと、ますます萎えてしまうし…。
 そして初々さんの「ケース1」。こ、この忍耐力はどこから…。
 私は「3」の段階で、間違いなく押し黙り、「母さんの腰がガタガタになってもいいんだね。マッサージに行けばいいんだね」とかイヤミをいいながら、三輪車とティッシュとヒコを担いでガンガン歩き出す、そしてヒコの定番ご機嫌取り「おかあさんだいすき〜」が連発され…というのがパターンです。

 ぜんぜん役に立たないですね。

 ただ、最近「有効」なのは、些細なことでいいから「ヒコにぜひ手伝ってもらいたい」ということを言うと、目の前の問題がスーッと消えることがよくあります。たとえば車に乗ってる時になにか言い争いが勃発したとしても、それとはぜんぜん関係のないこと…お鍋にお肉とキャベツ入れてくれる?…なんてことを提案すると、気が抜けるほど「流れ」が変わることがある。
 これに限らず、ケチな大人はどうしても、「なにか手伝ってもらう」ことを、その人にとってマイナスなことだと感じてしまうけれど、子どもにとっては「自分が必要とされているという実感がもりもり湧いてくる素敵なこと」なのでしょう。それって、ただ要求を聞き入れてくれたり、べたべた可愛がってくれるのよりも、ぜんぜん別のランクの「愛され経験値」にカウントされてるんじゃないだろうか。
 そう思って、「はるちゃん(猫)がどこにいるか探してきて」「洗濯物運んでくれる?」なんて頼むと、パアッと顔が輝きます。しばらく「お手伝わせる大作戦」でやってみようかと思ってます。

 今日は「子どもって、なんであんなに季節や節目の行事が好きなんだろう?」ということを考えようかとしていましたが、また次回にでも…。
 (書きながら考えるつもりだったので、内容はまだ不明)