楽しい!ママさんバレー

明日は投稿できなさそうなので、事前投稿です。
昨日はカナさんご一家と、(家族そろって)人生初の「USJ」へ行って参りました♪テーマパーク大好きだけれども暫くご無沙汰の私と、テーマパークなんて行ったこともない上に「並ぶのがきらい」なオットというコンビだけではなかなか行くことのできないところなのですが、カナさんに誘って頂いたおかげで久しぶりのテーマパークを満喫させて頂きました。寒かったですけど、楽しかったですね〜、カナさん。スヌーピーの館に怖くて入れなかったニーニャちゃんがとっても可愛かったです。次は、海遊館ですね!

以下、記事になります。

「PTA活動はほとんどありません」

というのが、最近の幼稚園の「セールスポイント」になったりするそうなのですが、こ初々さんはその時代の流れとは逆行するような幼稚園に通っているため、親の出番が非常に多いです。私自身は「それが嫌だ」とも思いませんでしたし、だからといって「とにかく積極的にやらねばならぬ」というような使命感も(ごめんなさい!)なかったのですが、幼稚園生活が始まってみると「これはいいものだなぁ」としみじみ思うようになりました。といってもまだ入園1ヶ月も満たないので役に立つようなことは何一つ出来ていませんし、ゆえに責任を負う立場でもなく、まだまだ「お客様」気分だから言えることなのかもしれませんが。

さて、こ初々さん入園直後には「ベルマークの分類」というお仕事を何人かのお母さんたちとする機会がありました。そこでお話をしているうちに、「バレー部に入らない?」と誘われてしまったんですねぇ・・・もちろん、ママさんバレーです。こう見えて中学時代はバレーボール部所属でしたのでバレーボールは全くの初心者というわけではなかったのですが、何しろバレーをしなくなって20年もの歳月が流れていますし、とにかく運動習慣というものがなかったので運動する自信もからっきしない・・・しかし「中学でバレーボール部だった」ということをうっかりと言ってしまったので、「経験者!ぜひ来て!!!」と熱心に誘って頂き・・・そうこうする内に「バレーボール、久しぶりにやったら楽しいだろうな」という気持ちと、バレー部のみなさんがとても素敵な楽しい方々だったので「この方たちと仲良くできたらいいな」という気持ちとが相まって、「一度見学にいきます」ということに。こ初々さんが幼稚園へ行き始めてから仕事の日数も増やしていますし、家づくりの打ち合わせが本格化してきているので「かなり、多忙」な毎日だったのですが、私の中に何か動かされるものがあったんですね。

そうしてママさんバレーの先輩バンコちゃんのお母さんにジャージやハーフパンツをかりて、いざ練習へ!「経験者だから、上手なはず」というプレッシャーをみなさんからもらいながら参加してみると・・・まぁヘタクソではありますが、昔とった杵柄といいますか、全く出来ないというわけでもない。そして・・・思ったよりも、めちゃくちゃ楽しい!運動不足で全然思ったようには体が動かないのですが、真剣にボールを追い、みんなで点をとった時の喜びといったら!そしてその喜びとともに、「こんなことに喜びを見いだせる自分がいたとは!」という喜びも加わって、なんというか、とても幸せな気持ちで練習場を後にしたのでした。

実のところ「素直に、まっすぐに」育ってきていない私は、(おそらく就職するまで)集団生活であったり、チームプレイというものになじめない・・・もっと言ってしまえば、「どこか斜に構えてしまう」ところがありました。まぁ思春期って程度の差はあれそんなものなのですが、その思春期の子どもっぽさをそのままズルズルとひきずって大学まで卒業してしまったような感じ。それも大学は回り道をしてふたつも出てしまったので、20代半ばまでなんだか「私は(このヒトたちと違って)一人でやっていける〜」なんていうふうに周囲の人たちと自分を差異化して、自尊心を保っていたのですねぇ。本当のところは、「上手に人間関係を作れない」というだけなのに。あぁ恥ずかしい。しかし就職すると、そんなことは言っておれぬのですよね。特に私たち看護師はチームワークで働くのですが、看護師なりたてのぺーぺーなんて「なにひとつまともにできない」役立たずさんとして職場に入っていかなければなりませんし、圧倒的に「チームワークに支えられる」という体験をまずします。そのような中でチームワークの大切さをうんと学びましたし、「自分がどのように行動すれば、チームに貢献できるか」という視点も培うことができました。そして「チーム」を中心に考えて働いているうちに、先輩、同期、後輩たちと知恵と力を合わせて業務をまわし、また患者さんのケアにあたっていくということの喜びも大きなものとなっていったのです。ひねくれ者だった私も、いつしか「仲間っていいなぁ」としみじみと感じる・・・このような経験を経て、私は仲間への信頼というものをプレゼントされたように思っているのです。

きっと、ママさんバレーを「楽しい!」と思えるのも、この職場での経験があったからじゃないかな。そう思います。そして子育てをする中でたくさんの仲間たちに出会い、支えられてきたことも大きい。「私が、私が」と言わなくてすみ、「みんなが」を主語に語れるようになり、その視点で行動ができること・・・それはとても幸福なことでした。そうやって自分自身が変わっていけるというのも、たくさんの出会いが用意されていたからなんだなぁ・・・と思います。「何を経験しても、変わらぬ『わたし』」にこだわらず、どんどんと変化していくというのは、出会いというものそのものに意味があるということでもありますから・・・そういえば内田先生も「食べ物で何が一番好きですか?」という類の質問が大嫌い、『わたし』が不変であるという前提での問いだから・・・というようなことを言っておられましたが、私もそんなような形で「私らしさ」なんていうものにこだわらず、さらさらとしていたいなぁと常に思います。

ところで話は変わりますが、ママさんバレーのママさんたちのしなやかさには驚くべきものがありますね。乳飲み子を抱っこしながら走り回り、どこの子どもとも気にせずに「手のあいている誰かが」子どもを見ながらバレーをしている・・・もちろん「今日は見学だけ〜。子守りなっとしようかと思って。いつもみてもらってるし。」という方もおられ、みんなで力を出し合いながら、出来る人が出来るようで、「楽しもう!」という姿勢。すごいな、とややカルチャーショック。うーん、「自分のしたいこと」と「子育て」が衝突しない感じというか、どちらも犠牲になっていないというか・・・とにかく「子どもが小さい、という環境の中で、めいっぱい楽しむ」というのはこういうことなのだなぁと思わずにいられませんでした。柔軟だなぁ・・・

そしてみなさん、本当によその子も自分の子どものようによく見てくださっているんですよね。バレーの前日は餅つき大会(参観日)だったのですが、こ初々さんは途中で帰っていったお父ちゃんが恋しくて、ずっと大泣きだったそう。翌日にバレー部のみなさんに出会った時には、それぞれの方が、それぞれの視点で「こ初々ちゃん、ずっと泣いてたよ」という報告をして下さいました。「かわいそうなくらい泣いてて、お餅が嫌いになっとんちゃうかなぁと思って心配で〜」「先生が『こ初々ちゃん、お餅嫌いなんやろか』って不思議がってはって、でももう一人の先生が『いや、昨日お餅大好きって言ってはった』って言わはったし、それでもめっちゃ泣いてて、こんだけ泣けるのもすごいなーと思って〜」etc・・・私などまだ「どの子がどのお母さんの子ども」というのも分かりませんし、「自分の子どもだけで精一杯」でなかなかほかの子どもさんのことまで気が回らないのですが、みなさんすごく「関心をもって」見ていて下さっているんですよねぇ。ありがたいことだな、そして私もそのようでありたいと思うのでした。

・・・しかしこんなに楽しいバレーですが、4月から半年は大学院の授業がつまっており、また合間には仕事に行かなければならないので(同僚が退職するため、責任がずっしりと両肩に・・・)しばらくバレーには参加できなさそう。でもこれから3年間もあるので、その間に思いっきり楽しみたい!そう思っています。で・・・でもちっと動いただけで痣だらけ、爪ははがれかけて出血。こんなことで続けられるのか?と情け無いものですねぇ。