我が家の年中行事

うわーーーん!!
久しぶりに、大泣き。もちろんこ初々さんは毎日大泣きしますので、久しぶりに泣いたのはこのワタシ。ここ最近続く夜泣きに疲れ果て、きーんと冷たくはりつめた心で優しくなんてちっとも出来なかったことに。「自分のやりたいこと」に絡めとられて、いつまでたっても自由になれない自分の不甲斐なさに。オットになだめられ、偶然ラジオから流れたブルーハーツに励まされ、なんとか元気にしております。「Ohすべてのつみは、Ohみんなで、わけましょう!みんなで、わけましょう!!シャラララ〜♪シャラララ〜♪」責任転嫁か?まぁとにかく、人間でいる限り抱えている弱さ(キリスト教的にはそれを『罪』というのかしら)は、とてもじゃないですけれども一人でなんて背負えません。だからえーい、「みんなで、わけましょう!」と歌っちゃえ〜。あんまりお勧めはしませんが、詳細をお知りになりたい方は「京都生活手帖」をご覧ください。

ところで全然話は変わりまして。2月の初々家年中行事といえば、「味噌仕込み」です。2月の寒仕込みをするようになって5年目になりますが、毎年ちょっとずつ味の違うおいしいお味噌を頂けるので、年をおうごとに仕込み量が増える増える・・・今年は3つの瓶に仕上がり12kgの味噌を仕込んだので、もしかしたら1年ぶんを賄えちゃうかもしれません。ただ原材料の値がはるので(野菜の宅配をお願いしている『関西よつば連絡会』で、毎年大豆と麹が売り出されるのでそれを利用しています。うっかりやの私も忘れなくて丁度よい)、買うよりも全然高くついちゃう「趣味」の作業。ただ親戚のおじさまおばさまから「お味噌用に」と黒豆をごっそり頂けたりするので、「黒豆味噌」なんていうふうがわりなお味噌も仕込めて、助かること、ありがたいことといったら。原材料を作ることができるってすごいな〜と改めて思いますね。今の私に出来ることは、それをありがたく頂いて、「味噌自給率100%」を目指すくらいですもの。

それにしても、私たち家族のまわりでは「手前味噌率」が非常に高いです。ちょっと話をしていると「うちも味噌つくってます」と聞かされることの多いことといったら・・・(もしかしたらサプライズにもいらっしゃるかも!?)そして去年は友人たちみんなで我が家に集まり、それぞれに「my瓶」を持ってきてもらって仕込むなんていうことも出来ました。同じ材料で、同じ時に作ったのに、何故か仕上がりの味がちょっとずつ違う味噌・・・不思議で、奥深いものですね。味噌って生きているんだなぁって思います。仕込みも楽しい、出来上がって「味噌開き」をしておいしく食卓を囲むのも楽しい。楽しくておいしい手前味噌の輪、広がっていっているのがおもしろいなぁと思います。