えっ、そんな子だっけ?

こんにちは、カナです。前回の更新のあと、一家で長崎の実家に帰ってのんびりし、返す刀で金婚式の両親を神戸に迎えて、紅葉の有馬温泉に浸かったりしていました。知らなかったのだけど、なんと神戸は父がつとめあげた海運会社の所在地だったのでした。というわけで、フリータイムは父に案内されて「思い出の」三宮から元町界隈を散策。「ほら、あそこが代金ば踏み倒そうとしたら岡山の港まで追いかけてきた仕立て屋のあった場所ばい」 ……おーい。ともかくこれで、9月から続いた帰国関連イベントが一段落。

さて、明後日なんとなく3歳になるらしいニーニャ、きわめて元気です。絵本が好きで、「読みたいぃ(=読んで)! 読みたいぃぃ(=読んで)! 『みにいくアヒルの子』」などと、実に惜しいかんじで叫んだり。「オウ、見にいっといでよ、アヒルの子」と返すと、きょとんとしてますが。

そして昨日からは、なんと幸運なことに欠員補充で奇跡の入所が決まった近所の市立保育所に通園中。事前の面談で、娘の性格を訊かれて答えました。「えーと、基本的に内気、しばしば頑固、ところによりお調子者、ですかね」 だって公園でも、他の子が来ると逃げるもんねえ。

こうして迎えた12月1日は、慣らし保育のため1時間のみ。6歳児まで数十人が繰り出してカオス状態の午前10時の園庭に、ひとりで途中参加することに。「転校生」ということで、先生の説明を受けている最中から、手に手に棒きれやボールやなにかわけのわからないちょっと汚いものもった年長男子たちや、三輪車で軽快にドリフトを決める同級生女子たちが、物珍しさからわらわら集まってくる。そんな輪の中心で、ひるむことなく「湯川ニーニャでしゅ! 2しゃいでしゅ!」とヴイサインを掲げて高らかに宣言した娘、そのまま在園生たちを引き連れて実に偉そうに園庭をご視察。どうやらこんな調子で、ぶじに1時間を楽しんだ様子。翌日となる今日も、先生に「ほんとに物怖じしないし、泣くこともまったくなくて。リハーサル(来週、劇の発表会があるそう)も、なんとなーく、ついてってますしね」と、褒めらたというか呆れられたというか。えっ、そんな子だったっけ? 親の事前分析、まったくの的外れ。子どもは、つねに予測の先をいくんだなぁ。

ひとクラス25人の大所帯が、狭い教室の床にパズルのように組み合わさって煮こごり(@阿佐田哲也)の昼寝をする、今回ご縁があったのはそんな、なんだか雑な雰囲気の保育所。高潔な理念もなさそう(もちろん、先生たちはすごく愛情溢れてます)なかわりに、「決まり」の類もほとんどない。まあニーニャ、うまいこと居場所を見つけて、日々を楽しんでちょうだいね。父ちゃん母ちゃんは、そのあいだ、がむしゃらに仕事をするから。


ついしん。
がばちょさん、てーへんですねー。あの、まったく私固有の経験なんですが、1歳から1歳半くらいまでなんだかえらく追い詰められていたようなんですが、2歳半くらいになるとぐんと楽になりました。楽だし、なにより楽しいです。なんせ、すぐちょっと先、ほんの目の前ですよー。「入った覚えもないトンネル」抜けるの。

波留さん、引っ越しって、落ち着くまで意外に時間も気力もかかりますねー。頑張って! Toshposhさん、その通りですね。ファミリーのありがたみ、噛みしめてます。って、同居してないからこその戯言か? また近況報告します&待ってます。