北海道・沖縄開発庁長官?

そっか、日本では卒業のシーズンなんだ。こちらでは学年のちょうど半ばを折り返すかんじの3月下旬。明日19日はサン・ホセの日、今年はマドリードでも祝日(火祭りのあるバレンシア州などは毎年祝日)。さらにホセ(=ヨセフ)がキリストの父であることから父の日にもなってます。翌金曜は当然のようにプエンテ、つまり飛び石連休に架ける「橋」ということで学校は休み、子どもたちは4連休。ってことは私は4連投だ。頑張れニッポン。

お手伝い、うちもできるだけしてもらうようにしているのだけど、ある日を境に、方便としての「〜してくれる?」はやめた(つもり)。たとえば掃除なら、「ちりとりを持ってスタンバイ」をしてくれると、こちらとしては大いに助かる。しかし、2、3回はその立場に甘んじた彼女も、やがて「ほうきでサッサッ」の方をやりたがる。そのとき、時間も手間もかかるのも覚悟してハイとほうきを渡せないようならば、その前のちりとり係としての任命はなんだったんだ、それってまるで「女性大臣誕生、っても北海道・沖縄開発庁長官」と同じじゃないか。そう反省したのです。詰まるところ本気じゃないのは、相手に失礼だよね。

そういえば。一昨日、近所のショッピングセンターで、初めてエアークッションの遊具に興味を示したニーニャ。「のる」というので、ツレがチケットを買って戻ってくるほんの僅かのあいだに、ウン○を始めた。外で排便なんて、ほんと生涯で2回目とか3回目だ。チケットの時間制限は15分。しかもあと20分で閉園。そこは屋外の遊具でもう外は暗くなっていて、目の前のそれまで止まっていたローラーコースターがお客が来たから廻り始めて、その煌びやかな電飾に口を半開きにして見とれながらエアークッションの登り口で涙目になって必死できばっているニーニャの姿に、ツレとふたりでこちらも泣き笑いした。なんて一生懸命なんだ!! そうか、ウン○出るほど緊張したか!

私の見ている「ほら制限時間15分だから早く早く。このクッションは転んでも痛くないんだよ。えっ、クッションでチケットもぎっちゃったからコースター乗れないんだよ、っていうかあんたコースター乗ったらぜったい泣くじゃん」という世界と、目の前のニーニャが体験している世界のリアルはぜんぜん違うんだなと、あらためて感じたのでありました。そら、こっちの判断でいろいろ「良かれ」と思ってやっても、食い違うわ。私はもうウン○ちびるほどの緊張とかって、わからんもんねえ。