私、暫く実家に帰らせていただきます

ということで、初々さんは実家に帰ってしまいました。洗面所に(我が家にバスルームなどという洒落たものはないので)「ルージュの伝言」はありませんでしたが、“帰った”のは私の実家です。5月末に断乳してから初々さんの体調がいま一つすぐれず、この2週間ほどは、かなりキキ的な状況だったようで、しばらく実家で静養することにしたのでした。

「だったようで」というのは、お恥ずかしい話ですが、私がそのキキにあまり気づけていなかったのではないかと思うからです。もちろん、体調がすぐれないこと、加えて風邪をひいてしまったこと、こ初々さんのゴンタぶりが激しいこと、朝5時起きで、眠れていないことなど,状況は分かっていたのですが、初々さんが感じるしんどさについての認識が甘かったのではないかと。初々さんの「だいじょうぶ」を鵜呑みにしていたようです。「だいじょうぶ」は「(まだ)だいじょうぶ」ってことだったんですよね。

そういえば、初々さんと結婚する時、「とにかく、ちゃんと言葉にして伝えあう夫婦になろう」という私の提案に、「言葉にはしません。話し合いもしません」と一蹴されていたのだったなぁ。ブログでもお分かりのように、文字言語ではこんなに饒舌に語る初々さんですが、音声言語ではなかなか大事なことを言葉にしてくれません。それは、「オットなら言葉にしなくてもちゃんと気づけよ」ということなのか、「(言ってもしょうがないから)あえて伝えるべきじゃない」、と思っているのか、あるいは音声言語でのコミュニケーションを諦めているのか・・・・。わたし、普段から「冷たいオット」だと言われております。はい、もっと共感能力をあげるようにします。・・・・・・でもねぇ、人並み外れた言語能力を持ちながら、ことばにしてくれない、というのはなかなか大変なんですよ、オットとしては。

初々さんの不調の原因はおそらく、「不眠による体調不良の状況で突然断乳たことによるホルモンバランスの不調に起因する抑うつ状態」です。この1か月ほど体調不良の原因がわからず、いろいろ心配していたのですが、先日の夜のこと「この風邪はもう一生治らないような気がする」と言ってメソメソ泣いているのを見て、「ああ、こりゃうつだ」とちょっと安心したのでした。普段の初々さんなら「風邪が一生治らない」なんて非科学的で根拠のないことで泣いたりしませんからね。もちろん、うつが安心な病気というわけではありませんが、うつならホルモンバランスの変調という原因の予測がつくわけで、原因の予測がつけば、見通しがつくわけで。
その見通しのとおり、断乳後初めての生理がやってきて、本人いわく「憑きものが落ちたように」楽になったとのことでした。この帰省で、土に触れ、土とともに生きる人たちに触れ、私を育てた土地に新しく根を生やして、生気を取り戻してくれることと思います。
今日のブログは、独り淋い京都で書いているので、愚痴っぽくなったかな。もしかすると、“あすの朝 ママから電話で叱られる”かもしれませんな、こりゃ。