アホアホサマー・スペインから

こちらスペインは早くも夏休みに突入。9月半ばの始業式まで3ヶ月、全国の子どもたちが一年間の勉強の成果をどんどん忘れてアホになりゆく(※知人の小学校教師の嘆き)シーズンのはじまりです。気温は連日35度、日没は夜10時、シンデレラちゃん気をつけてと零時の鐘が鳴ってみても、アパートの共同中庭からはサッカーに興じる子どもたちの歓声が。以前、仕事でお目にかかった坂本「教授」が「世界一、夜更かしの街」と感嘆あるいは呆れられていた、これがマドリードの日常です。

我が家でもツレアイが毎度毎度「今日は阪神は?」と言いながら帰宅するのが夜10時、ニーニャ(娘、1才半)が「アグア、アグア!」と叫びながら水を痛飲して寝るのが深夜零時ごろ。昨夜は疲れた両親が先に寝てました。そんで朝は保育園(夏期コースで1ヶ月延長)へ行くので7時半起き。お昼寝は園での1時間強のみ。おーい、赤ちゃーん……。まあそんな睡眠時間でも、そうそう死なないようです。

ってな「掟破りでも生きてるもんですわ」なんかを、異国から伝えられたらうれしいです。湯川カナです。家事と、あと、あまり金にならない執筆業。主婦貴族ですわねオホホホホ。目指せミシェル・ド・モンテーニュ、というのは半分ウソ。


しかし始まりましたね! トンビさんの智慧と生命観、初々さんの思索と瑞々しさ、そういう私には欠けているものに惹かれて(たぶん)おふたりのファンで、友だちで、ずっと励まされてきました。そーいうのは「お裾分け」するべきだ、ということで、より強力なメンバーにパワーアップしてお届けする7人のサプライ(ズ)。お気づきのように、火曜と木曜はまだ「空き」です。子育てとおんなじで走りながらやっていこうぜ、といったとこなんだよね。

ところでホッチキスカンガルーさんが書いていた「エドはるみ」、友だちが呉れた3ヶ月前の週刊ポストで知ったとこでした。娘は終了式にもらったクラス写真で、「ディエゴどこ?」には無反応なのに、「ドンデ・エスタ・ディエゴ?」とスペイン語で訊いたらしっかり指差すし……。自分たちがちゃんと日本人なのかどうかなんとも怪しくなってきましたが、どうぞよろしく!