使い切っておめでとう

 ついに今日で1ヶ月(20日に書いてます)。毎日見てるのでいつの間に…なんてことは言えないほど、目に見えて成長しています。

 ヒコがちょうどこれくらいだった時の日記を読み返すと、我ながらがんばってました。気の毒なくらいです。でも、車の教習の初めての「路上」で、ぐっしょり汗かきながら必死で運転することを通過しなくては、その後、鼻歌歌いながら片手で運転する時もやってこないわけで、これはもう、身体を使ってやることに付きものの苦労だから、がんばるしかありません。「後続を楽に」が、このブログの存在意義のひとつではありますが、やっぱり、自分でやることでしかつかめないもののほうが多いのでしょう。そんでもって、いくら「経験がある」、あるいは「やりかたを知ってる」とはいえ、いざその状況に身を置いたときに、そんな「うんちく」は、ひとつも役に立たない。経験をどれだけ目の前の実践に活かせるか、やりかたを知ってるなら、どうやれるのか、が、また問われます。どんな食べ物が自分の乳を詰まらせるのかを100個知ってても、それを食べてしまえば、みるみるガッチガチやで〜、ということで、あぁ、チーズが食べたいな。

 ところで、ヒコの時の、この時期の自分に教えてやりたいことのひとつは、なんといっても母乳パッドです。布おむつへの挑戦をあっさりあきらめ、かすかな敗北感を喫していた私は、おっぱいを飲ませるときのパッドだけは、と、古いタオルなどを挟んでおりました。でも、洗濯しても乳臭いし、分厚いわりにはすぐ滲み出ちゃうしで「こんなことで自分に勝ち負けを課してどうする」と、ある日、母乳パッドなるものを購入。そのすばらしさに目頭が熱くなりました。
 今回はもちろん、最初から準備万端!…だったんですが、どんどん使うから、と、つい、前使っていたものよりもちょっと安いものに手を出したのが運の尽き。肌触りは悪いわ、吸収もいまいちだわ、そしてなにより袋から出して装着するまでに、やたらガサガサと音がする!赤ん坊が眠りに落ちようとするのを、絶妙に妨げるタイプの音が!いかんじゃないか!基本的になってないじゃないか!
 でも、その「安物」を今日…そう、ちょうど一ヶ月を迎えた今日、使い切りました。ばんざーい!

 教訓。母乳パッドはすばらしい。でも、安物はいかん。

 あ、パッドついでに書きとめておくと(男性軍、すみません。ちょっとディープな話ですけど)、お産のあとのパッドって、ちょっと厚すぎないか?いくらなんでも、これだけいろんな「出血用」製品が発達してるんだから、もう少し薄くなってほしいぞ。最初なんか「座布団かよ!」って突っ込みたくなるようなのが2枚も!挟まれていた。ただでさえ骨盤全開で、それに座布団パッド2枚挟んで、さらにまたそれを骨盤ベルトで締めつけるという、何がなにやらの倒錯プレイだったが、いま思い出しても苦しい。せめてあのパッドが半分でも薄ければ…だって、月々の「出血」用品は、あんなにも薄いではないか!いくら産後対応品でも、もう少しはがんばれるはずだ!健闘を祈る!