読まない男

 こないだ、ひさしぶりにホッチキスさん一家と会いました。ヒコとたった半月違いで生まれたホッチキスさんとこのぼっちゃん。2人の性質の違いが、会うたびに際立ってきておもしろいです。今回は、ヒコのあまりの暴れっぷりとパワーに、ついに「もう、つかれた…」とつぶやいていたぼっちゃんでした。ごめんよ〜。
 一緒にお店でお昼ごはんを食べていた時、ぼっちゃんが「…け、も、の…」というので、「えっ!?そんなワイルドな貼紙が?」と思ったら「つけもの」でした。っていうか、字、読んでるの!? 聞けば「勉強」が大好きで、ちびっ子向けのドリルをずーっとしたがるとのこと。ほ〜!同じ歳で、こんなにも…!
 で、家に帰って寝る前、ヒコが絵本を読んでというので1回読んだら、おなじ本をまた読んで、というので、ためしに「え〜、ヒコが読んでよ〜」って答えたら、すんばらしい返答が!

 「おれ、字よむのきらいだもん」

 よっ!大統領!
 ダンナがまったく本を読まない人だし、ヒコ自身、字を読むことにもちっとも興味を示さないから、そういう人かもな〜って思ってたら、どうやらそういう人みたいです。ま、読みすぎる私としては、読まない男のほうが気楽でいいし、随分前のエントリーでも書いたように、一日でも長く「読めない世界」を満喫してほしいのですが、幼児教育世界的には、とんでもない親なんだろうな。もちろん読みたがれば、いくらでも読んでほしいし、私としては一緒に楽しめるのはそっちなんですけど、そうじゃないのも、またよし、ってことで。