おとうさんのにおいをしたい

 子どもについての話って、どうしても「おかあさんによるもの」や「おかあさんもの」になりがちですが、子どもって、もっともっと、お父さんのことを思ってるんじゃないかな、と感じた1週間でした。ダンナがずーっと出張してたんですけど、ヒコがとにかく寂しがる寂しがる…。前回、3日ほど出張した時も、初日に電話しながら号泣しました。今度は1週間だったのでどうなることかと思いましたが、「一緒に楽しいこと考えよう!」などと紛らしながら、なんとか、それは避けられました。「今日も泣かなかったよ!」と自慢したりしつつ。でも寂しいんです。なんども「あと何回寝たら帰ってくる?」「あしたのつぎ?そのつぎ?」と聞かれました。正直、ここまで「おとうさーん!」だとは思ってなかったんですけど、いじけがちな世の「おとうさん」たちに教えてあげたいくらいの寂しがりぐあいでした。極めつけは、洗濯して取り込んだダンナのパジャマズボンに顔を埋めているので、「なんしよっと〜!?」と驚いたら「だって、おとうさんのにおいをしたい(嗅ぎたいの意ですね。きっと)。おとうさんがいなくてさびしいとやもん」だそうです。ここまで来ると、もう、お父さんフェチかもしれませんけど、昨日は帰って来て、とってもうれしそうでした。よかったよかった。