さまさまさま〜。

 「4月いっぱい退去宣告」を受けた我が家は、ただいま家探しの真っ最中です。

 今日は、ダイレクトに子育ての話じゃないかもしれないですけど、関係もないことはない、素朴な疑問。

 それにしても、住宅関係の雑誌やネットを見るにつけ、家を建てた人の呼称というか扱いが、なんか気持ち悪いほど持ち上がっているのが気になって仕方ないです。「K『様』邸」は仕方ないにしても、「ご主人様」「奥様」「お子様」…様、様、様、どんな宮様か大金持ちかい!って思って写真を見ると、だいたいが、ジャージに毛の生えたような服を着た、所帯くさ〜い家族が写っています。中には「お施主様」なんて表現もあったりして、まさに神様仏様の世界。私自身も住宅関係の広告記事を時々書いていたから、何とも言えないのですが(さすがに「お施主様」は思いもつかなかった)、もちょっと他にないもんかな。家にまつわることって、たしかに金額が大きいから、普通の人が突然えらい気持ちになっちゃいがちなのかもしれないし、業者側も、記事を書く側も「ヨイショしとけばいいだろう」って感じなんだろうけど、なんだかなぁ。さらに「キッチン」とか「水回り」とか「家事動線」を気にしているのは絶対に「奥様」だし、「ご主人様」のそれは「ホームシアター」か「憧れの書斎」で、その逆はまずない。なんというか、いきなり「家族&男女の役割」が時代をさかのぼってしまうのです。
 なんか違うんじゃないかな…。