爺までの道のり

 インフルエンザ、ヒコの保育園でもついに出たようですが、ヒコはかからないまま、沈静化してしまいました。私自身、生まれてこのかたインフルエンザになったことがないので、なんとなく縁のないものだという気がしてならないのですが、そんなに甘くはないのだろうか?それとも我が家の「雑菌主義」が功を奏しているのだろうか?ヒコの身の回りのものって、生まれて1度も消毒したことないです。哺乳瓶ですら。そんなに弱いもんじゃないと思いますけどね、子どもって。
 さて、ヒコは今週2日目のお泊まり。私の実家に泊まることに関しては、まったく抵抗のない彼。私といて面白くない時などは、ずっと実家に住むと言いだすくらいです。あと半月ほどで4歳。めきめきとお兄さんになりつつあります。外食の時もだいぶおりこうさんになったし、いよいよ峠は越えた気もする今日このごろ。べったり甘えるのは寝起きの時くらい。「いっしょに寝て。ずっと離さない」などと、色男みたいなことを言って抱きついては来るのですが、5分もすればどこかへ行ってしまいます。
 そんな「私にくっつく、くっつかない方面」の成長は著しいのですが、ヒコ固有の動きの激しさについては、これはもう、死ぬまでこうなんだろうな、と思います。それはもう、細胞レベルの特性なのでしょうね。じいさんになったころ、やっとちょうど良くなるのかも。いや、ますますせっかちになるのかもしれない。かんしゃくヒコ爺。

(なんか写真デカくてすみません。どうやって縮めるんでしたっけ…)
くんちバカのせっかちヒコ爺、唐人船の稽古にて。
演技も始まっていないのに「もってこーい!(アンコール)」を飛ばす。


 さらに最近では、なにやら、明らかに絵とは違う「字のようなもの」を書きはじめました。ついにかー。まだ読み書きを教えろとは言って来ないので教えませんが、保育園から持ってくる、年長さんが書いた落書きの紙には「あいうえおかきくけこさしすせそ」なんてものが読めるように書いてあって驚きます。ヒコと同じ歳の子でも、もう教えてる親御さんもおられるのでしょうね。うちは教えないけど。そういえば保育士体験の時に、突然英語で何かをつぶやいた子がいてびっくりしました。教室だかなんだかで習わせてるそうです。ふーん。
 でも、今は何を教えるでもないけど、「勉強はおもしろいよー」ということは、よく言ってます。「も〜、母さん、一日中勉強だけしてたいよ〜、おもしろいも〜ん」と。これはヒコへの「早期教育」でもなんでもなく、私の本音なんですけど、ヒコにとっての「勉強」が、いつまでも「やりたくてやるもの」であってほしいな、と思います。どんなものに興味がわくんだろう?国語が好きだろうか、理科が得意になるだろうか、それとも体育オンリーか?おもしろいなー。未来って、ほんとにわかんないんだな。そして子どもは未来の人なんだなー。
 かんしゃくヒコ爺になるまでの道のりが、すばらしいものでありますように!