漫喫ではなく満喫中

まっことすみません。先月よりおさぼり全開中のアイリです。
7月の連休を皮切りにコジポン(小1、来月7歳になります)夏休みに突入、学童に持たす毎日のお弁当作りに始まり、法律事務職員の記念すべき第一回目の資格試験に臨み(勉強不足の為、惨敗の予感あり)、叔父と叔母の還暦祝いの手料理持ち寄りパーティーを開催(大小あわせて総勢22名の大宴会!)、そんでもって忙しいときに限って、カントクとの関係が最悪な状態に陥ってしまい家の中がドンヨリとしていてコジポンも元気がなく、職場の後輩が7月一杯で退職するという急展開にのんびり夏休みの計画も頓挫(未だ後任が決まらず、休暇どころか2人分の仕事に追われる日々です)…公私ともにグチャグチャな生活を送っておりました。

しかし、せっかくのコジポンの夏休みなんだからと、先週の金曜日に「1日だけお願い!」と休暇をねじ込み、3日間夫カントクの実家福岡へ帰省した後、福岡にカントクと愛息コジポン残して昨日朝一便で帰京、只今独身生活満喫中です。
いやー、独り身は身軽ですね。特に出発前がものすごく忙しく、精神的なものも含め頭の中がパンパンだったので、すんごく楽になりました。福岡組は20日頃まで滞在予定なので、 あと1週間どのように独身気分を味わおうか考え中です。

福岡に帰省するなり、カントクは空気もかわり気持ちが晴れたようですこぶるご機嫌、なによりも福岡行きを心待ちにしていたコジポンは空港でスキップしちゃうくらいルンルンだし、義父母や親戚から至れり尽くせりの歓待を受けて、私なぞ完全に嫁という立場を忘れ自分の実家のようにくつろいでいました。出発前までのの険悪ムードはどこへやら、すっかり仲良し家族ラブラブモード全開となったアイリ一家。気分転換って大切ですね。
月曜の朝、東京へ帰るアイリを引き留めようと、カントクは「台風が近づいているから飛行機が飛ばないといいな」だの「昨夜地震があったみたいだから東京は壊滅状態だ」とか、しまいには朝のニュースで東京に雨が降っている様子を見て「雨が降ってるから東京には帰らない方がいいよ」だって!嬉しいような笑ってしまうような発言を繰り返していましたが、帰京後は1日三回以上の交信(テレビ電話)を義務づけられて、何とか釈放となりました。
反対にコジポンは福岡がすっかり気にっいった様で「福岡のマンションの屋根の上に吉祥寺の家(二世帯の2階部分)を持ってきて住みたい。」などと壮大な構想を練っていて、母との別れには涙ひとつ見せてはくれませんでした…


今夜の交信の際にコジポンが「パパに百連発キックをお見舞いすることにした!」と物騒なことを言うので訳を聞くと、カントクと義母とコジポンで話していた時、「パパとママはもうケンカをしないで欲しいんだ」「ケンカは嫌だ!」というような事を話し、カントクが「もうケンカはしないよ」というなり「紙に「もうケンカをしません。」と書いて欲しい。」「そしてその約束を破ったらパパに〈百連発キック〉をお見舞いしてやる」と言っていたそうです。
このところ、派手にはやりあわないものの険悪な状況が続いており、コジポンが元気がないのも分かっていたのに、心配事を取り払ってあげられなくて辛い思いをさせていたんです。
義母が「ケンカの時はどっちが悪いの?」と聞くと「パパだね!」「しかも仲直りするまで2日はかかるんだよね〜」とものすごく冷静に状況を捉えていることも判明。
苦笑しながら「これからは気をつけようね」と話すカントクと2人で反省しきりの両親でした。

子供はしっかり両親の状況を見極めているんですね。しかも、和気藹々とした団欒中に冗談交じりで自分の本心を伝え、念書までとってしまう高度なテクニックを駆使して状況を打開してしまう術をも身につけているんです。凄腕ネゴシエーターのようです。
本当に子供には教わることがたくさんありますね。子供から学んだことを生かしながら、よりよい家族になれるように努力しようと決意し、そしてつくづく「子はかすがい」だなぁとしみじみ感じた夜でした。