カタカナもひらがなの苦手です。

ここ一週間ほど、僕の上司の息子さんが東京から一時帰郷していた。帰ってくる前の日、とつぜん上司の携帯が鳴り、一言二言話したかと思うと会話終了。パチンと携帯を折り畳むと、「あれ(息子)が急に明日帰ってくるって。」と憮然とした様子でポツリ。

いや、あれは「憮然」としたフリだった。明らかに嬉しそうだった。まったく、いきなりこれだからな、あいつはバカだよ云々といいながら、なんとなく嬉しそうな様子の上司。自宅に電話して奥さんと夕飯の献立の話をしている。これが父親というものか・・・。

上司んちの息子さんは中学から県外の中高一貫の学校にいったので、それ以後父と子はほとんど一緒に暮らしていない。中学生といえば12歳か。ほとんどありえない話だが、もし自分の子どもがそういう感じで県外の中高一貫に入って寮生活でもしようものなら、一緒に暮らす時間はもう10年もないということになる。
そうかんがえるとすごいですね。(って、何が?)

ところで、カタカナに弱い。「コストコ」という、売ってるものも売っている場所もやたらにアメリカサイズでバカでかいショッピング・モールがあるのだが、僕はずっと「トロスコ」だと思っていた。かなり惜しいが、「ロ」は入っていない。こういう読み違いはしょっちゅうで、大学院博士課程までいっといて何だが、たぶん学習障害に近いものがあるのではないかと自分ではちょっと思っている。

ひらがなにも弱い。これは子どもの頃からだ。

ところでみなさんにも、ふと脳内自動再生される曲というものがあるのではないだろうか。

たとえば僕の場合、宇宙刑事ギャバンの主題歌。
それも特に次の箇所だ。

わかさ わかさってなんだ?
ふりむかない ことさ
あいって なんだ?
ためらわない ことさ


子どものことはまったく意味のわからない文句だったが、なぜか今でも脳にやきついている。よく読むとなかなか深い。

そしてもう一曲。気づくと脳内再生どころか口ずさんでいる。特に疲れているときに。それはサイボーグ009の主題歌。ちなみに「G線上のアリア」を口ずさんでいるときはもう活動限界です。内部電源のこり90秒といった感じです。
それはともかく、当時からある箇所の字幕を見るたびに、あたまがクラクラしていた。

なみだでわたるちのたいが
ゆめみてはしるしのこうや

大人になってやっとわかった。

なみだでわたるちのたいが→涙で渡る血の大河
ゆめみてはしるしのこうや→夢見て走る死の荒野

たぶん、こんなことをひらがなで書かれても(漢字で書かれてもだろうど)子どもには無理だ。今ですらあやしい。

ところで最初の方に

9にんのせんきとひとのいう

という部分があるのだが、
「9にん」は「9人」でぜんぜん問題ないし、「ひとのいう」は「人の言う」なのだろうが、「せんき」ってなんだ?推測としては

サイボーグ戦士→身体の一部が機械の戦士→戦闘機械→「戦機」か?

まさか「戦鬼」じゃ・・・。戦の鬼!こ、怖すぎる!

それにしても、今聴いてもアレンジがかっこよすぎる。