トイレトレーニング

このところ「7サプ」で話題沸騰(?)のトイレトレーニング。コジポンの頃を振り返ってみました。
うちのコジポンの場合はまず大の成功が先で、次に小という流れでした。
なぜ大が先かと言いますと、うちのコジポン生後の数ヶ月を除く人生の大半を「便秘」という状況で生きて来たため、まず便通が数日に1回しかありません。なので大がお目見えするまでの「きばり」時間が異様に長いため、オムツしながら真っ赤になってウンウン唸るわが子を眺めながら「ガンバレ!ガンバレ!」と励ます私に、ある日ジイジからの助言が「眺めてないでオマルに座らせてみたらいいんじゃないの?お尻の穴も開くし出やすかもよ?」という訳で我が家に代々伝わるホーローのオマルが登場!座らせてみたところ、座るのも、いきむのも何とも上手で、見事4日ぶりの大うん○がお目見え!オマル作成大成功!という画期的な出来事がコジポン生後10ヶ月の2003年7月10日(水)におきまして(保育園のノートに記載あり)、それからは言葉は無くともコジポンの「いきみサイン」さえ見逃さず、周囲の大人(家族だったり保育園の先生だったり)がオムツを脱がせてオマルに座らせてあげさえすれば、ほぼ100%の確率で成功してしまったのです。歩くより先でした!そのうちオマルでするのが当然になったコジポンは、オマルがないと(お尻の穴が開かないと)大が出ない体になってしまったらしく、コミュニケーションがとれるようになるころには自分から「お尻痛い〜!(大が穴へ向かってくる圧迫感を痛いと感じる様です。現在も)」と便意を伝えてくれるようになりました。
ただ、この作戦は便通が数日に1回という頻度(一日に何回もあったら付き合えなかったでしょう)と、大がとても固いため、お目見えまでの時間がかなりあるため便意を感じてからでも十分に間に合うという余裕のなせるワザであり、かなり特殊な状況だったと思います。ただ、この「便秘」が当時の母の最大の悩みで、保育園のメートを読み返すと毎日「○○したけど出ない」だの「△△を試したら出た」だの「もう何日出てない」だの「うん○」の記述が殆どで、よほどこのお母さんは子供の「便秘」が心配だということがひしひしと伝わるノートが4年間ほど続いておりました…
未だに便秘は続いておりますが、水分取っても、芋や豆を食べたり、マッサージをしたり何をしても変わらない彼の頑固な便秘は、かかりつけの小児科の先生に「4日かかっても5日かかっても自然(薬に頼らず)に出てくるのであれば、まあ、それがその子のリズムなんでしょう。かくいう私も子供の頃はそうでしたよ。かくかくしかじか…」という衝撃の告白を聞くに至り、「こんな立派な先生も子供の頃は便秘だったのかあ」と妙に安心したら、憑き物がとれたようで、それからはどんなに出なくても「それがその子のリズム♪」と楽観できるようになりました。

さてここからは小です。
「大」がかなり早い時期にクリアとなったのですが、なにぶん大人の気づきあってのクリアの為、家にいる時は常に「便意が来てないか」コジポンの様子に気を配る癖がついたようで、そうするうちに、コジポンが小の前によくする仕草「オムツの前の部分、チ○チ○の辺りを握るように手をやる」に気づくようになりました。そうとわかれば試して見ましょうと思い立ち、その仕草の後すぐにオマル若しくは便器に座らせてみると、これまた大成功!上手にチーが出るではありませんか。このころコジポン1歳と2〜3ヶ月頃でしたから、本人に「トイレトレーニング」というの自覚はほぼ無いと思いますので、「トイレ先回り」といった方がたぶん正しいと思います。
産院で聞いた話では、アフリカの原住民のお母さんは赤ちゃんをスリングに入れて一日を過ごし、オムツなんかしないそうです。赤ちゃんの尿意・便意を肌で感じ取って「その時」が来るとサッと取り出して土の上に排泄させるそうです。新米のお母さんでも生後1週間も経てば失敗しなくなるんだそうです。
たぶん、これに近い状況だったんじゃないかと思っています。母親のカンで尿意を読み取るとでもいうのでしょうか。しかし、さすがに小は大のようにスムーズにはいきません。なにせ回数が多いし、本人に自覚はないので就寝中はだだ漏れですし、昼間は保育園、保育園の先生にそこまでの要求はできませんので、家にいるとき限定で「トイレ先回り」を始めました。でも、大しろ小にしろ成功の暁には盛大に褒め称えたせいか、少しずつ本人もオマル・トイレで排泄する喜びを感じて来ているようでした。オムツの消費がぐっと減り、経済的にも大助かりです。 家中のトイレ(その頃は3世帯3カ所)に子供便座を配置し、リビングにはオマル。母のカンのみで細々と続けていました。
本格的にトレーニングに取り組み始めたのは保育園でもトレーニングを始めましょうという2歳のお誕生日1ヶ月前の夏。意思の疎通もかなりできるようになった頃でした。思いきって、オムツをやめてトレーニングパンツをどっさり買い込み、失敗しても後戻りはしないと決めて保育園のお昼寝時、夜の就寝時はおねしょパットとバスタオルをひいて始めたものの失敗の連続に結構気が滅入りました。ただ、オマル・便器での排泄に体が慣れていたコジポン、ビチャビチャとするトレーニングパンツが気持ちが悪くて仕方がない様子(紙オムツの性能の高さがわかりますね)で、目が覚めている時はかなりの確率で事前に教えてくれるようになりました。保育園では時間を決めて活動の合間にトイレに誘って皆一斉にさせていたようですし、自宅でも本人の申請よりかは事ある事にトイレに誘うという感じでしたが…
という具合に、なんだか明確に卒業の時期ははっきりしないものの2歳クラスに上がる頃(2歳半頃)にはすっかり、お尻がスッキリしてたように思います。
その後も夜の「しかぶり」や、怒られて泣くときに失禁したり、笑いすぎて失禁したりと時々失敗を繰り返してはおりますが、比較的スムーズにオムツが卒業できたのではないかと思っています。ただ、我が家のトレーニングは大にしても小にしても、あまりない特殊なケースなので、あまり参考にはなりませんね。

ただ、私がその時にすごく救われた祖母(ひいばあ)の言葉をひとつ、ご紹介させて下さい。
「赤ん坊のオムツはいつかは外れるんだから、焦ることはないし、失敗を悲観することもない、せいぜい長くったって、4年もすれば大抵外れちまうんだ。その点、大人のオムツはまず外れないし、ドンドン大変になっていくんだ、ヘタしたらこれが何十年も続くことだってあるんだよ。子供の世話は今は大変だ、大変だと思うだろうけど、必ず明るい未来が待っているんだから幸せなんだよ。」
自分の母親と夫を介護し、看取った祖母の言葉にとても勇気づけられたアイリなのでした。

レーニング中のみなさん!明るい未来は、そう遠くないですよ。のんびり、ゆったり気長にいきましょう!

*ここに↓当時のコジポンのオマル奮闘スケッチ

(連絡帳の家庭欄に描いた絵です。)