蛙の子

火曜日は七夕だったのねん。こんばんは、二日遅れのアイリです
今週、コジポン(小1)の学校の保護者会があり仕事を早退して駆けつけました。入学後2回目の保護者会ですが、私は初めての参加(1回目はカントクが出席、大勢の女親に囲まれながら不慣れな自己紹介などをしてくれたそうです)今回は主に夏休みを目前に控え、通知表の事やら、夏休みの生活や宿題等のお話、子供達の1学期の学校での様子等のお話があり、とても有意義な会でした。
保護者会も終盤に差し掛かり、机の引き出しにあるお道具箱の中身の補充についての話になり「どれどれ、足りないものは?」と引っ張り出した瞬間、衝撃が走りました。ある程度は予測がついてはいましたが想像以上にひどい状態に隣席のお母さんからも笑いが漏れ…慰めの言葉まで頂戴してしまいました。こうなると先生の話なんか聞いちゃいられずに整理を始めたのですが。
でるわでるわ、引き出しに保管するプリントはあらぬ角度に折れ曲がり何倍にも膨れあがり、奥から次々にジャバラ状でわき出してきます(皺一つなく保管している女の子はノート一冊程度の薄さでした)、きっと持ち帰るはずであっただろう図工の切り絵作品やずいぶん前の日付のお便りや宿題プリント、そしてそれらと同じ箱の中になぜか色とりどりの色鉛筆の削りカスや細切れのティッシュ達、本来輪ゴムでまとめておかなければいけない数字のカードもてんでバラバラに遊び、色鉛筆もケースから3本ほど家出中でした。折り紙の切れ端や消しゴムの外側とおぼしき紙片(たぶん、全部書き出せたはずです。)それらを汗をかきかき片づけて、ゴミをゴミ箱に放り込み「ホッ」と一息と思いきや、さらなる衝撃が母を襲ったのです。

机の両袖のフックがやけにかさばっているなぁと思ったら…(通常はぞうきんを1枚ずつ掛けるそうです)
左側には3週間前から戻ってこない手提げバック(鳥の図鑑入り)と給食用ナプキン袋が2個とぞうきん
右側には汗拭きタオルが5枚!(保育園時代のループ付き手ふきタオルをそのまま流用した私が悪いのか…掛けられちゃうから掛けるのか)と給食当番用のマスク入れ(マスクは無し、当番は2週間前)、帰ってこない手提げの代わりに持たせた手提げとぞうきんがかかっていました。
給食用ナプキン袋は1ヶ月ほど前、なぜか洗濯に出てこない為、問いただすと「お泊まりしてる」との答え、いよいよストックがなくなる前日コジポンを叱り飛ばして持ち帰らせたところ6個!の袋の紐が絡まったぶどうの様な状態であったため、お灸を据えられたばかりなのに…喉元過ぎれば熱さ忘れるコジポンこの有様です。

でも、まだまだこれじゃあ終わらなかった。恐る恐るロッカーを覗くと比較的すっきりしているように見えたものの、奥の陰間に脱いだままの長袖シャツ1枚(ここ数週間長袖は着ていません)とまたもや汗ふきタオル1枚、無くなったと思っていた鉛筆削りと汚れた靴下を発掘。もう母さんは何が起きても驚きませんよ。

しかし、コジポン、母さんの為にフィナーレを用意してくれていました。お教室での回収作業の後、担任の先生に今日の収穫物を披露し、整理整頓ができず荷物を持ち帰らない息子がとても心配だという相談をした後、帰ろうと玄関へ向かう途中、「校内の落とし物展示コーナー」にふと目を向けるとそこには、2ヶ月程前から行方の分からなくなっていたコジポンのしましまの靴下片方(もう片方は自宅で洗濯済み)が鎮座して私を待っていたのでした(トホホ)。

構内にある学童に早迎えに行き(入学後初めて)、度重なる衝撃に怒る気力も消失してしまった母が「コジポン、今日はものすごい大荷物だよ〜」と嘆くと「ママ!今日の荷物はこんなもんじゃないよ〜!」とキラキラ目を輝かせ嬉しそうコジポン。なんでも1,3メートルにもなろうかという朝顔の鉢を持ち帰る日だとのこと…結局、自転車の後の子乗せに朝顔を前のカゴにパンパンになった手提げ袋を2つ入れて歩いて帰った母子なのでした。

この日のあまりの衝撃に、渡り廊下に張り出された(クラスで8人くらい選ばれて張り出されるようです!すごい!)コジポンが図工で作った「アジサイの折り紙貼り絵」の素晴らしさをすっかり忘れてしまい、2日後にやっと思い出して家族に報告したくらいでした。

やっぱりカエルの子はカエルでした。トンビが鷹を産むわけはなかったようです。
さて、このカエルの親はアイリか?カントクか?
親ガエルは子供の頃、自室に使用済みのお弁当箱を4つも5つも溜め込んでいたという実績の持ち主です。


七夕なのでおまけです。
今年のコジポンの願い事
年間30回も七夕!?約12日に1回!多すぎでしょう。
この短冊を見て思い出した事
3年前コジポン3歳の七夕、まだ字の書けないコジポンに代わり母が代筆。
アイリ「お願い事何て書く?」
コジポン「願いが叶いますように」
アイリ「えっ?何をお願いするのかな?」
コジポン「だーかーらー、願いが叶いますようにってお願いするの!」
結局、何を願ったのかは分からずじまい。短冊には「ねがいが かないますように」と書いて笹に飾りました。
願いが叶う願いなら、何でも叶うって事かしら?
禅問答のようなお願い事でした。