アニメ二題

その壱
発売日当日に買ってきた「崖の上のポニョ」を、今日子どもと一緒に見た。妻の話だと、大して面白くない、ということだったので期待せずに見たのだけれど、ポニョのお母さんと宗介くんが初めてであって互いに挨拶を交わすシーンで、不覚にも涙が出た。ポニョのお母さんの丁寧な呼びかけに、深々と頭を下げて答える宗介くん。自分でも、なぜ涙が出てしまうのかよくわからない。40もとうに過ぎたオッサンが、なんでこんなところで泣かねばならぬのか。ちょっと恥ずかしい。妻が不在でよかった。ひざの上で一緒に見ていた子どもは父ちゃんの涙にちょっと驚いた様子。

このシーンに込められた意味を説明しようとすればできるのだけれど、まぁ下手な解釈はやめておこう。「崖の上のポニョ」を見て泣くオッサン、ということだけでいいのだ。それにしても、“荒地の魔女”が、“ひまわりの家”にいたとは。

その弐
外から帰っても手を洗おうとしない子どもを諌めながら、思わず笑ってしまった一言。
「ぜったいお手て洗わないなのよぉ」
まるで、赤塚不二夫の漫画のキャラクターの台詞のようで。そんなキャラいなかったっけ?

オット初々