長く続いたが勝ち


既出かもしれないが、ぼっちゃんが撮った写真のなかで一番好きな写真。或る年の暮れの丸善の店内だったと思う。


給料が出た。口座への振込みが手続きの関係で間に合わなかったので、今回は「現金手渡し」だ。昔の父親というのは、こういう実物の札束の入った給料袋を家族の待つテーブルにドーンとに置いたのだろうか。・・・って、どれぐらい昔の話だ?

僕を今の仕事にスカウト(笑)してくれた上司との雑談中のことがなぜか記憶に残っている。
ボス曰く、商売は長く続けたほうが勝ち、だ。
前年比で数パーセントダウンだとか、そんなことで一喜一憂して急にガラッとやり方を変えたり、今までのやり方を全否定したり・・・一時的に数字が回復したとしても、そんなやりかたは続かない。前年比でダウンする年もあれば、なんとか水準を保つにとどまる年もあり、ちょっとアップする年もある。長期でみればそういうものなのだから、慌てて「これじゃだめだ!」と騒いでも、続かないものは続かない。
要は、長いスパンで「生き残ること」だ。

残念ながら、ちょっとのことでもバタバタして、「もうダメだ!」と慌てふためいた子育てしかいままでしてこなかったが、今のところ、何とか生き残っている。結果オーライ?そうかもしれない。もしそうだったら、別にそれでもいいのではないだろうか。