素晴らしいサンデー

一日遅れとなりました。本家ブログもまったく更新できず何をしちょるのかというと、役所まわりです。現在、公立学校入学手続期間の真っ最中。学校を見たり、役所をまわって必要書類を揃えたり。ここに、滞在許可更新手続が重なってしまったため、なんだか毎日どこかの役所で午前中いっぱい自分の順番を待ってます。おかげでSUDOKUはだいぶ上達したよ。

スペインでは満3歳になる年から、実質的な義務教育。つまり今年9月には、2006年生まれの子どもたちが小学校の幼稚部に入学となるのです。12月生まれのニーニャはいちばんちびっこで、彼女の場合、入学を迎える2歳9ヶ月までにオムツ外しをしなきゃ…。ま、んなこたぁ夏に考えよう。あまり先のことを考えないのが子育ての要諦のひとつと見た。


先週の日曜は、地域の運動会でした。数日前から、保育園と自宅で「よーい・ドン!」に相当する「プレパラードォ・リストォ・ジャ!」で駆け出す練習を積んで、いよいよ本番。会場に着くなり騒然とした雰囲気にびっくりしたのかウゲウゲ泣いてたものの、顔見知りのクラスメートたちとのあいだでなんとか落ち着き、いよいよ本番。

4歳女児のスタートを見送ったところで、ニーニャの手を引いて「よし、行くよ!」と列に並べる。と、こちらを見上げて必死の顔で力強く頷いたニーニャ、俄然ひとりで走り出しました。どんどん小さくなる後姿。あー、すごく一生懸命走ってる…。その姿は感動的でした。しかし、もちろんフライング。係員に止められて連れ戻されたときにはワグワグ号泣してました。まーねー。

それで気を取り直す間もなく、「プレパラードォ・リストォ・ジャ!」。ニーニャはべそかいたまま、優しい別嬪保育士ソフィアに手を引かれてなんとかスタートし、途中からはひとりでペコペコ走って無事ゴール(したらしい)。…と伝聞形なのは、迂闊にもスタート地点でカメラ構えてた私は、大勢の波に飲まれた娘をすぐに見失ってもうたから。ちゃんと目で見とけばよかったかなー。

その後、ちびっこたちは参加賞としてチョリソ(スパイシーソーセージ)のボカディージョ(フランスパンのサンドイッチ)とジュースをもらって、芝生の上にみんな並んでお昼ごはん。さらに表彰式ではひとりずつ名前を呼ばれて記念メダルまでもらいました。なんかこういうの、なんてこたーないんだけど、なんともいえず楽しいもんだね。「戦争で失われるかけがえのない日常生活」がもしもこういうものなのなら、私は戦争反対だな。うん。