ほうれんそう

supply72009-03-31

先週は、宣言もなく無断で欠席すいません。2週間ぶりのアイリです。

先週は遅れてやってきたインフルB型の大流行に見舞われたコジポン。新一年生クラス(進級式を終えたので年長組ではなくなり、お部屋もホールや0歳クラスを間借りするジプシー生活)同級生の半数近くが罹患し、残りわずかな保育園生活にも関わらずお休みを余儀なくされておりました。保育園最終日の今日(3/31)、なんとか登園許可をもらい滑り込みセーフで登園。なんとか保育園生活に終止符を打つことができました。「インフル中の週末ベランダで焼きそばランチ」↓



明日(4/1)からは学童保育で入学式までの日々を過ごします。病み上がりに加え明日からの学童生活への不安からか、夕食時にはメソメソと涙目になり食事もそこそこにソファーで眠ってしまったコジポン。久しぶりに眠りこけるわが子を横抱っこ(お姫様抱っこ)で寝室に運びながら、その重さとデカさをずっしり感じながらも、まだまだ6年しか生きていない幼い子供なんだよなぁ。不安で胸が押しつぶされそうな気持ちってあったなあ。しみじみ思った母でした。

さて、先週のカナさん大泣き事件から思い至った事について

カナさんの記事をじんわりした気持ちで読んでいました。育児してると、時々どうにもならないやるせない気持ちがわき上がる事ありますよね。
その都度、私も小発作はちょいちょい起こしていたのですが、振り返ってみるとコジポンの育児に関して大発作を起こした記憶があまりないのです。

カントクに対しての大発作(大噴火!)は数知れずありますが、あくまで育児とはあまり関係のない分野の内容ですので、ひとまず置いておきましょう。

あくまで育児に限定しての大発作がないのは、たぶん私の中に「常に誰かがいる感じ」があるからだと思うのです。「人目を気にして」って言いますが、家族とはいえ誰かに見られている、聞かれていると思うと、私の中にある「良い母と思われたい」というおかしな理性が働き一線を越える事を踏みとどまらせているのです。常にいる誰かの存在が抑止力となり最悪の事態を回避させるのです。大声で怒鳴れば、誰かが飛んでくるだろうし、子供に手をあげれば、子供の尋常でない泣声にやはり誰かが飛んでくるだろうし、カナさん同様トイレで泣きはらしたとしても同じ屋根の下ではすぐに誰かに気づかれてしまう(気づかれたっていいのにね)。なぜか優等生でいたい(評価を得たい)気持ちがものすごく強いのです(そんな必要ないのにね)。
でも、そんなに人目を気にしての我慢が続けば「良い母」のストレスも蓄積され、いつかは爆発を起こすはずなのですが、そこでもまた「常に誰かがいる」状況に大いに助けられるのです。
基本的に私は話してスッキリするタイプのようで、日々起こる子育てに関する事態を逐一「報告・連絡・相談」いわゆる「ほう・れん・そう」することによって、いかに自分が大変な思いをしているかを伝え、そしてその相手から「大変だね。よく頑張っているね。」という労いをもらう事でかなりのストレスが解消できているようなのです。
同じ屋根の下にいる人間が多ければ多いほど「ほうれんそう」の機会が増え、労われる機会も増し、結果、大爆発に至る機会は減っていきます。
四人兄弟の中間子として育った私は、親に(人に)認められるという事が何にも代え難い幸福であり、私の自信となっていました(きっと、優等生でいたい気持ちの根っこはここにあると思います)。
だから「子育」という大仕事を遂行するにあたっても、身近に夫や両親や祖母、兄弟がいて、私の一大プロジェクトの後押しをして、労をねぎらってくれる、つまりは「私を認めてくれる」という事がずいぶんと私の気持を楽にしてくれました。
実際のところ、同居はしていても、母が三年前に退職するまでは、忙しかった母の手を借りる機会はあまりなく、一番手のかかるコジポン0から3歳までの育児は私(カントクも少々)の頑張りによるところが大きいと自負しているのですが、その時期を踏ん張りきれたのも、毎日夕食を囲みながらの大家族による「ほうれんそう」があったからではないかと思っています。

こんなふうに書くと、いかにも私はキチンとした優等生の良い母のように思われるかもしれませんが…あくまでそうでありたいと思っているだけで…実際には愛想のいいのが取り柄なだけで、片付けが大の苦手で部屋は散らかり、保育園の提出物の期限は守れない、入学直前にもかかわらず早寝早起きも未だ実践できず朝はぎりぎりまで寝ているし、何かとすぐにDVDに子守をさせてしまうし…上げはじめたらキリのないダメダメな母ちゃんなんです。
だからこそ、神様は私に大家族というたくさん人がいる環境を与えてくださったのかもしれませんね。

そして私は確実に「認められる、労われる」事で幸福を感じる生物のようです。


今日の一枚は 明日は8回目の結婚記念日(エイプリルフール)というわけでカントクからのプレゼント