supply72009-03-22

こんにちわ。
大遅刻のがばちょです。
WBCが中心の生活を送っていました。祝!日本優勝♪

さて今日は予防接種について。
予防接種に対してはいろんな考えがあるかと思いますが、がばちょは予防接種して大仏がしんどい病気を予防できるなら大いに結構!ということで受けれるものは受けとこう(どのタイプが流行するかわからないインフルエンザは別)と考えてます。
大仏が3ヶ月を迎えてからは、ヘルニアさんの手術までに受けれるものは受けました。
一つだけまだすんでないのは日本では任意接種となっているHibワクチン接種です。
私も昨年末までこの予防接種の存在を知らなかったのですが、乳幼児の細菌性髄膜炎を予防するものです。
髄膜炎は風邪と似た症状なので早期診断ができず後遺症が残ってしまったり、最悪の場合死に至ることもあります。
がばちょは数年前にウイルス性の髄膜炎にかかり入院しました。
風邪のような症状で高熱が続いていたのですが主治医の先生が風邪に似ているけど髄膜炎の可能性もあると気にかけて診てくれていたので大きな病院に移りいろんな抗生剤を使った治療をして、なんとか治りました。
高熱で身体の節々が痛くって、髄膜が炎症を起こしているからか腰がもうれつにだるくて、ふと気づいたら入院→次に気づいたら両親やお医者さん看護師さんが帽子にマスクをしてこっちを見ている→さらに次に目を開けたら両親が涙目!
えらいこっちゃと思いました。
お医者さんからは最悪のこともありうる、そして重大な障害が残る可能性もあると両親は説明を受けていたようです。
髄膜炎という病気も知らなかったので猛烈な痛みの中、不安で不安でしょうがありませんでした。
痛みの原因がわかっているという点では出産の痛みのほうがはるかに楽でした。
あらゆる抗生剤の治療のおかげで今こうして元気に生きていますが、とても強い薬を投与したことで入院中に強い吐き気(胃液どころか苔のような色の胆汁も吐きました)、猛烈なハードボヤージ(腸液出ました)、退院後1年ほどはひどい肌荒れに悩まされました。
髄膜炎にかかったときの恐怖は今でもたまに夢にみます。
そして今生きているということ、後遺症なく健やかに生活をしているということに感謝です。

こんなしんどい思いを大仏はじめ小さな子どもたちにさせたくありません。
細菌性髄膜炎、予防接種で防げるなら接種上等です!
病院からもらった資料によると日本においては年間患者数は少なくとも600人、5歳になるまでに2000人に1人の乳幼児がHib髄膜炎にかかっていることになるそうです。
先進国の中でHibワクチンが任意接種である国はほとんどありません。
日本では昨年12月にやっと任意接種で受けることができるようになりました。
0歳児の大仏は4〜8週間感覚で3回、追加免疫で3回目の接種から約1年後に1回の計4回接種となります。
任意接種ということで気になるのがおいくらまんえんかかるかというと、1回¥7000です。
自治体によっては助成してくれるところもあったり病院でも料金が違うようですが、私が住んでいる那覇市では助成されません。
とりあえず3回分¥21000がかかるわけですが定額給付金より高いって・・・。
給付金ってことでお金ばらまくくらいなら保育所もっと増やしたり、未来の納税者である子どもがすこやかに育つ環境整えてよ!とぼやきながらニュースに悪態をつく今日この頃です。
このワクチン、希望者が殺到して申し込んでもすぐに接種されるわけではありません。
大仏分は先月半ばに申し込みましたが、当初説明された3月末か4月あたまくらいかなぁってスケジュールは延びに延びて今のところ5月に1回目の接種ができればいいかなといった感じです。日本に輸入される薬の量が絶対的に足りないとのことです。
待つしかないので待ってます。
待ってる間にかかったらどがんしようかと不安ではありますが。
Hibワクチンの存在をもっともっと多くの人が知って、BCGやDPTなどの予防接種と同じように無料ですべての子どもたちが受けることができる時が1日でも早くくることを願ってやみません。

写真はWBC観戦でハイテンションのおかあちゃんに付き合って疲れ気味の大仏の背中です。○○選手の子どもが試合の日にいくつになった→お父ちゃんは子どものためにもがんばったのだ!というようなエピソードがなんか嫌いなひねくれ者のお母ちゃんであります。
ソファには野球興味ゼロの烏帽子が横たわっています。