はじめての おつかい

 大遅刻のアイリです。先日の三連休でコジポン(6歳4ヶ月)が活躍してくれました!

 私は日本テレビの「はじめてのおつかい」が大好きで、独身の頃より年2回の放送を毎回欠かさず見ては落涙し、「子供が生まれたら絶対この番組に出すわ!」などと野望を抱いておりましたが、そんなチャンスが到来するわけもなく(コジポンが0歳の時に通っていた保育園でこの番組に出演する2〜4歳の子を募集するポスターを見るも…当然のことながら該当せずに断念。その後そんな募集に出会うことは無く) 、かといって、このご時世に番組のように3歳か4歳かそこらで子供一人お使いに出せるはずもなく、時が過ぎて行き…

 昨年秋の放送分を録画しコジポンと二人で見ていたところ、なんとなくやる気になったコジポン、当時は私の妹ネネが近所の八百屋で働いていたので、「ネネのお店なら行けるかな?」なんて言いながらも実行に移すことなく、ネネも産休に入ってしまい、話は立ち消えになってました。

 そして、今年新年の放送を録画し、三連休初日の土曜日にコジポンと二人で鑑賞していたところ、コジポンが「この子は何歳?」と出演している子の年齢を妙に気にしておりました。番組では2歳から5歳くらいの子がほとんどで、どうやら6歳のコジポンのやる気に火をつけたようです。
 
 翌日曜日朝、その日の予定を決めていたところ、今夜の食事当番の為に買い物に行くという私の話を聞くや「足りない物があったらお使いに行ってあげるよ!」とやる気満々なコジポン。「大丈夫かな〜?」なんて、なんとな〜く話を流してしまおうかと思う母でしたが、今回のコジポンの決意はいつもとは違っていました。何度も何度も「お使い」を志願してくるので、遂に「その時」が来たのだと、一人で出す事を決断しました。親が…(正直親の方が尻込みしてました)
 そうなると、どこで、何を買わせるかが問題です、お店は信号を渡らずに行けて、いつも週末に買い物に行く生協(片道10分ネネの働いていた八百屋の隣にあります)で、「牛乳、カニかま、ポケンモンぱん、自分で選ぶお菓子(翌日遊びに行く友達の家に持って行く)」を買ってきてもらうことにしました。
 リュックを背負わせ、首にお財布をさげ、中にお金と買い物メモを入れました。カントクの携帯を持たせ電話のかけ方受け方のおさらいをして、買い物メモにも念のため母の携帯の番号を記載。

11:30 コジポン、躊躇なくやる気満々元気に出発。

 後をつけて行きたい気持ちをグッと押さえて見送る両親
 「コジポンがおつかいに行った!」のニュースは瞬く間に家中を駆けめぐり、みんなで1階のリビングにわらわらと集まり、帰りを待つ。
 いてもたってもいられないカントク「俺、外で日課の素振りしてくるわ」(そんな日課はない)と席を立つ
 じいじも「俺もトレーニング行こうかな〜」と怪しい動き
 
12:10 コジポン満面の笑みで、無事に帰還
      お使いの成果をみなさんにお披露目
      カニかまは20%OFFをゲットしていて、感心される。
      牛乳は惜しくも低脂肪を買ってきたのだが、それも良しとする。





 

以下、コジポンから聞き出したお使いの様子

・往き道で出会ったおじさんに道が間違ってないかを尋ね教えてもらう

・いつも母がするようにカートにカゴを乗せてから買い物をスタート

・買い物の途中、買う物が分からなくなったので、誰にも見られないように醤油売り場の前でこっそりメモを確認

・会計が千円札一枚で足りるかを会計前にレジで聞き、ポイントカードを渡し忘れた母の為に、レシートにスタンプを貰う

・買った物をうまくリュックに詰められず、店員さんにお願いして荷造りを手伝ってもらう

・全然、怖くも寂しくもなくて、お使いの途中はパパとママの事なんかすっかり忘れていた

・お友達の家に持って行くお菓子は、おまけ付きだとけんかになるから、袋入りのキャンディに決める

 
 などなどの誇らしげな報告を、いちいち感動しながら聞き、偉いなあ〜賢いなあ〜と親バカ丸出しで褒めちぎる。道行く人をみんな呼び止めて息子の偉業を大声で教えてあげたいような(迷惑千万だわ)気持ちでした。みんながいたので、かろうじて涙はこらえましたが。
 
 TVのようにはいかないまでも、せめて音声だけでもと、ICレコーダーを持たせたのに、カントクの設定ミスで一切録音されていなかった事と、
 翌朝のカフェオレがサッパリ(低脂肪乳だから)していてちょっぴり不満そうなコジポンでしたが、
 それ以外は大成功の「はじめてのおつかい2009 in吉祥寺」でした。


 その後、連日のように「また、おつかいに行ってあげるね〜」「いつにする?」と大張り切りのこじぽんです。次はどこに行ってもらおうかな?