単なるフェチ話

今週、ようやく居住許可更新手続に出口が見えてホッとしたのも束の間、突然ニーニャが吐きはじめた。ちょっと水を飲んでも、シャワーッとテポドンみたいに噴出。本人も驚いたようで、「こぼいちゃったー」とワンワン泣き、泣きながら何度も吐いている。

こりゃいかん、と、タクシーで救急病院へ。そこでも吐く。ちゃんとタオルに手ぬぐい、ビニール袋、ニーニャの着替えも準備万端だったのでシートには一滴もこぼさずにセーフ。しかし、私の服が……。ちなみに直前に飲んでいたのはカルピコ*1、んー甘い匂い。教訓:こういう場合は自分の着替えも準備すべし。

診断は、おそらくウィルス性の風邪だろうとのこと。しかし、「風邪なんてもう慣れたもんねー」と思ってたけど、初めての症状にはやっぱり大慌てしちゃうもんですね。


というわけで、今週は久々に保育園も続けて休んだので、一緒にいる時間がわりと長かった。しかも体調が悪かったので、ぐずり気味。「あーたそら無茶やがな」ということを、ゴリ押しで要求してきたりする。でも、ひとつコツをつかんだ(気がする)。それは、子どもの身体に、癒しポイント(エバ命名)をつくっておくこと。

私×ニーニャの場合、まず彼女のちっちゃい肋骨。ぷよぷよのお腹に隠れる、猫みたいにかぼそい骨。なんとも言えず可愛い。たらこ唇の、とくに上唇の富士山の部分のめくれ方も、実に垢抜けなくて大好き。あと、横から見たとき、産毛に覆われたまんまる頬っぺの山の向こうに覗く、ぽちっと盛り上がっただんご鼻のてっぺん。

2歳児から口でやいのやいの言われて、思わず追い詰められそうなときでも、フッとそのあたりを見ると、思わず顔が弛む。「なんだよー、こんな肋骨のくせに。可愛いぞ!」 しかも触るとちょうど彼女がくすぐったい場所だし。うっかり言語と思考に侵されそうになったら、ともかくフィジカル・コンタクトを図る。おすすめです。って、単なるすげーフェチ話の気もするけど。

*1: カルピスの海外での商品名。CALPISでは、「牛のおちっこ」と誤解される可能性があるから、という噂。